雨漏り

2017年08月28日
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こんにちは。来週からとある物件で雨漏りを直す為に塗装工事をすることになりました。
今回は、そんな雨漏りのこと、特に私が経験してきたことからそんなところから雨漏りするのか、と驚いた2つの事例について書いていきます。

まず、1つ目は、外壁材にスレートを使っている、見た目からしてボロボロの2階建ての建物の事例です。雨漏りがあると報告のあった箇所は2階の天井で、最初は屋根もスレートなので、クラックが入っているとか、谷樋があったので、樋と建物の隙間から雨漏りしたのではないかと思っていました。ですが、実際には、谷樋そのものに大量の砂や苔等のゴミが溜まっていたことによるオーバーフローでした。この時は、樋自体もあまり深さのない古いタイプのものだったので、屋根のスレートを外し樋そのものを深さのあるものに交換することで雨漏りを解決できました。

2つ目は、外壁材にALCを使っていて、塗装工事を6、7年ほど前に行っていた建物での事例です。雨漏り箇所は腰壁の目地辺りで、最初はセオリー通りに目地が原因と思っていました。ですが、実際には、壁にあった直径2センチ程のコーキングによる補修の痕からでした。この補修の痕が何かと言うと塗装工事の際に足場を固定する為に壁に埋め込んだアンカーの補修の痕でした。この時は、まず、コーキングを全て剥がし、埋め込まれていたアンカーを取り除き、新たにコーキングをしっかり充填してあげることで、雨漏りを解決できました。

これらの事例は直すまでに何ヶ月もかかったもので、ホントに雨漏りは難しいと再認識させた事例でした。読んでいる方がいるかは知りませんが、これが雨漏りで困っている方々の参考になればと思います。