最近話題になっているChatGPTで話題を呼んでいます。
詳細は省きますが、チャット形式でAIと対話ができ、人間ができる知的生産物はほとんど生産可能なんじゃないかと思われるレベルに達しています。
これと似たような衝撃を、実は7年ほど前に体験していました。それはAlphaGoという囲碁AIです。囲碁というゲームはコンピューターより人間の方が圧倒的に強いゲームとして知られていましたが、ディープラーニングを利用したソフトとして2015年当時最強と言われていた李世ドルという棋士と対戦するイベントが行われました。
当時、囲碁を少しだけやっていたのでこのイベントに注目しており、リアルタイムで拝見していました。対局が開始された序盤早々に解説をしていたプロ棋士は「まだまだ人間の方が上で見る気を無くした(主旨)」とまで言っていて、大きなイベントで期待が集まっていたのにそんなものかと思っていました。しかし中盤も終わる頃に「あれ?」という空気が流れ始め、ドンドン進むにつれて大差でAIが勝っていることが判明し、李世ドルさんはヨセを待たずして投了しました。
この当時のプロの混乱は凄まじく、韓国でテレビ実況していたプロ棋士が終局後に謝罪する事態になりました。日本のプロも何が起こっているのかさっぱり理解できておらず、2戦目の敗戦まで人間の負けを認められなかったほどです。(5局対戦してAIの4勝でした。李世ドルは1勝しましたが、後にも先にもディープラーニングの囲碁AIに人間が公式に勝ったのはこの一度だけです)
この世紀の対局の後、最強のネット棋士が現れてトッププロ相手に全勝するなど、ヒカルの碁みたいな出来事が起こりました。正体はやはりAIだったのですが、それぐらいとんでもなく強かったです。面白いことにAIの布石は江戸時代の古碁のようで、打たれなくなってしまった布石がプロの間で復活するなどことなどありました。他にもソフトを利用した不正事件などがあり、混乱がしばらく続いていたように記憶しています。
このような先行事例がありますので、おそらくAIが人間の仕事を奪う前に、人間がやってるかAIがやっているか全くわからない事態がしばらく続くと勝手に推測しています。その上で見破る方法は「今まで人間が成し遂げたことが無いからAIの仕事だろう」といった消極的な方法しかないように思われます。
不動産業においても、人間が出来る仕事を大事にしながら、AIとの付き合い方を今後も考えていきたいと思います。
最近話題になっているChatGPTで話題を呼んでいます。
詳細は省きますが、チャット形式でAIと対話ができ、人間ができる知的生産物はほとんど生産可能なんじゃないかと思われるレベルに達しています。
これと似たような衝撃を、実は7年ほど前に体験していました。それはAlphaGoという囲碁AIです。囲碁というゲームはコンピューターより人間の方が圧倒的に強いゲームとして知られていましたが、ディープラーニングを利用したソフトとして2015年当時最強と言われていた李世ドルという棋士と対戦するイベントが行われました。
当時、囲碁を少しだけやっていたのでこのイベントに注目しており、リアルタイムで拝見していました。対局が開始された序盤早々に解説をしていたプロ棋士は「まだまだ人間の方が上で見る気を無くした(主旨)」とまで言っていて、大きなイベントで期待が集まっていたのにそんなものかと思っていました。しかし中盤も終わる頃に「あれ?」という空気が流れ始め、ドンドン進むにつれて大差でAIが勝っていることが判明し、李世ドルさんはヨセを待たずして投了しました。
この当時のプロの混乱は凄まじく、韓国でテレビ実況していたプロ棋士が終局後に謝罪する事態になりました。日本のプロも何が起こっているのかさっぱり理解できておらず、2戦目の敗戦まで人間の負けを認められなかったほどです。(5局対戦してAIの4勝でした。李世ドルは1勝しましたが、後にも先にもディープラーニングの囲碁AIに人間が公式に勝ったのはこの一度だけです)
この世紀の対局の後、最強のネット棋士が現れてトッププロ相手に全勝するなど、ヒカルの碁みたいな出来事が起こりました。正体はやはりAIだったのですが、それぐらいとんでもなく強かったです。面白いことにAIの布石は江戸時代の古碁のようで、打たれなくなってしまった布石がプロの間で復活するなどことなどありました。他にもソフトを利用した不正事件などがあり、混乱がしばらく続いていたように記憶しています。
このような先行事例がありますので、おそらくAIが人間の仕事を奪う前に、人間がやってるかAIがやっているか全くわからない事態がしばらく続くと勝手に推測しています。その上で見破る方法は「今まで人間が成し遂げたことが無いからAIの仕事だろう」といった消極的な方法しかないように思われます。
不動産業においても、人間が出来る仕事を大事にしながら、AIとの付き合い方を今後も考えていきたいと思います。